okatruckの日記

オカヤドカリとダットサン のキャンピングカーのブログです

寂れた故郷 閉山した鉱山を求めて 〜福井 中竜鉱山跡地〜

福井の山々

むかーしは金属鉱山が色々とあったんですよ

九頭竜ダムがある九頭竜の山の中にも鉱山がありました。

ただ輸入鉱が押し寄せ、採算不良による閉山を余儀なくされ、今はひっそりと遺構が残っている程度となります。

そんな山の一つに中竜鉱山があり、閉山後、鉱山の博物館になりました。実際に使われていた斜坑をバスで入って行き、実際の採掘現場を見学できるという、多分、日本ではここだけ、という施設でした。平成の半ばにはそれすら廃止され

ちなみに自分が小学生の時、父にここに連れてきてもらい、斜坑を走り抜けたバスの記憶がまだ残っています(●´ω`●)シミジミ

 

勝山の恐竜博に行ったついでに、久々に鉱山(鉱山と書いてヤマと読む)を見てくるか

まずは九頭竜ダム

夏でしたので、水面は穏やかで蝉が鳴いていました

ゲートですな

高所恐怖症で、どうもこーいう場所は苦手だ(^◇^;)

資料館もありますよ

って、小学生の時に訪れた時と展示物は変わらないんですが、リニューアルされてましたね

でさ、こんなチョウチョの妖精みたいなのじゃなくて、

頭が九つある竜のマスコットが描かれていたはずなんですが!

そっちの方が良かったのに(˘・з・˘)

 

この辺り、ダム建設が始まるとそれまで点在していた村は沈んだり、交通の便が悪くなるなどで、集団離村、廃村が相次ぎました。

学生の時にこの辺りをドライブし、廃村があったのを覚えています。誰もいなくなった家屋に、ポツンと自転車が残された、不思議な感覚?ちょっとした怖さを感じました。

 

中竜鉱山資料館

中竜の鉱山博物館が廃止され、展示物はここに運ばれたらしいんですね。

ん?中は見学できるかな?と、扉を開けようとしましたが鍵がかかっていました。

こちらも閉鎖されたようですね

鉱石が入り口で埃をかぶっていました

当時、これを見たんだろうな

ここ中竜は亜鉛鉱山だったんですね

すっかり人も訪れなくなり

いや、北海道の夕張のあたりを彷彿とさせます

鉱山用のローダー!

天井が低い坑道を進むための、特別設計されたローダーですね

当時は坑道内に置いてあり、その前ではぇー(゚ω゚)ってなってる小学生の自分が写った写真が残ってます

静かに余生を送っているようでした

 

先に進むと

精錬所の遺構が見えてきます

ただただすごい

まさに工場の化石、か

今は動かない、化石になった工場

この先、坑道が口を開けています

って、すまない

坑道入り口まで行ったら、撮影禁止と書いてあり

ウドの飼育とかしてるハズですよ(●´ω`●)

と、鉱山は深い深い落とし穴のような立坑や、迷路のように張り巡らされた坑道など、一度迷い込んだら生きては帰ってこれないでしょう。というか発見されないと思う

侵入しちゃダメですよ(*・ω・)ノ

 

すごかった

よし、勝山の恐竜博に

これが見たくてさ!

す、すごい(・・;)

骨に皮膚組織が付着して化石化しております

ほぉ(゚ω゚)

学芸員さんを捕まえて、

ミイラの化石とは?

その発生機序は?

in vitro(試験管内、実験室)での再現は?

と、色々と質問してました。

 

と、夏の夕暮れ、次に向かったのは

滝ですψ(`∇´)ψ

山の中にある滝で、ハイキングするんですy

えっ?

熊さん怖い(つД`)ノ

でも触りだけ、ね?

おや?

(あかん)

じゃけん、撤収しますか

それにしてもいい雰囲気だ

 

水圧鉄管ですな

この鉄管の先には、発電機のタービンが設置されてるんですよ


と、最後に向かったのは、

一度は行きたかった面谷鉱山跡地!

福井の資料館にて

ここ、存在は知ってたんですが、一度も行ったことがなく

中竜鉱山と同じ、亜鉛が採れたハズです

鉱山街を形成したのですが、スペイン風邪の猛威がこの地にも及び

皆、バタバタと病に倒れたようです

火葬場では連日にわたるご遺体の火葬のため、ついには火葬場が熱に耐えられずに焼失するという悲惨な状況だったようです。

暗くなってきたけど、行ってみるか

ダム湖の夕暮れ、美しいというよりも怖い(^◇^;)

ここ九頭竜ダムには珍しい橋があります

瀬戸大橋を造る際に概念実証を行った実験橋が掛けられているんですよ

これです

この橋を抜けると、人が住んでいない廃村や廃鉱山だけが広がっているのです

つか行って大丈夫なのか(・・;)

いや、脳内の生存を司る部分が、この先に進むな!と警告を発しているのを感じます(⌒-⌒; )

まあ行くけどね(・ω・)←ブレーキが効かない子

 

と、途中から舗装路が砂利道に

車道がどんどん狭くなり、

ついには極狭砂利道崖!

ついでに真っ暗!

と数え役満状態に

 

なんとか転回して帰りました(・ω・)